科学的探究心を育む観察と実験を
通じて、
主体的に学ぶ生徒を育成
ものづくりと自然科学の魅力に触れる
実験装置の開発・製作
生徒による手作りバンデグラフ起電機(静電発電機)。抜群の性能を誇ります。
大谷だから経験できる
専門の理化学機器に触れる
ドラフトチャンバーは教室内に2基、準備室に1基あり、ハードな実験に対応します。
教科書では得られない学習
実物実験で体験する
カエルの解剖実験。模型を使って念入りに予習を行った後、厳粛な気持ちで実施します。
※生物選択(希望者のみ)
理系教育をバックアップする
コンテストや発表の場
科学への興味・関心を育み、
体験を通じて理解を深め、
新しい発見と意欲や能力をさらに伸ばす
第54回東レ理科教育賞 受賞
第51回東レ理科教育賞
文部科学大臣賞 受賞
取り組み
理科教育を人間形成の一環として位置づけた上で理科教育における新しい発想と工夫考案に基づいた教育事例を表彰する東レ理科教育賞。
本校の理科教諭 豊田將章が過去2回受賞しました。
第51回 表彰を受ける 豊田將章教諭(写真左)
第51回 東レ教育賞 受賞テーマ
「身の回りのものを利用した
バンデグラフ起電機の製作」
可能な限り身近なものを使用し、球体電極に料理用のボウル等を選定して製作した静電気発生装置です。生徒とともに8年間、改良に改良を重ねて取り組んできた内容が評価されました。
第54回 東レ教育賞 受賞テーマ
「遠隔操作可能なストロボ
内蔵型弦の振動実験装置の開発」
高校の物理で学ぶ「弦の振動」について、テープ状に長いLEDストロボを光源とし、タブレット端末で振動や発光を制御することで細部まで観察できる実験装置を開発。「今後、広く普及することが期待される」と評価されました。
理科教育研究所
教員の研究環境を整え、理科教育のための教材研究のほか生徒にコンテストや発表会の場を提供しています。
出場実績
JSEC高校生科学技術チャレンジ
高校化学グランドコンテスト
青少年のための科学の祭典サイエンスフェスタ など
Student Voice
苦手科目でも好きになる
きっかけがあります
私たちの身の回りにあるものには、意外と多く数学の知識が利用されていて、今学んでいることは受験のためだけではなく、生活に必要なものなのだと実感しました。以前参加した「心不全パンデミック」の探究活動で学んだ、1つの疑問を繰り返し分析し解決策を導くことを勉強にも置き換えて苦手範囲を克服したいと思っています。
必ず正解が存在する。
これが数学の魅力です
担当していただいた先生のおかげで、数学や化学を勉強するのが楽しいと感じられるようになりました。
まだ得意とまでは言えませんが、苦手意識を持たずにやり続ければ、解けるようになると実感できるようになりました。今もわからなければすぐに質問し、間違った問題は解き直して、きちんと理解することを心がけています。
女子教育×理系教育
創設より大谷の「理科」が大切にしてきたこと、それは論理的思考力と実践力を養う観察と実験です。手作り教材の並ぶ物理教室、一人一台の光学顕微鏡を備える生物教室、ドラフトチャンバーを有する化学教室、多目的に活用できる中学理科教室と4つの専用教室があり、充実した環境のもと、生徒の科学的探究心に応えています。恒温室(生物準備室)では、解剖実験用のカエルの飼育もしています。2021年、大谷が積み上げてきた教授技術を発展・継承すべく、理科教育研究所を開所しました。医学、薬学、理工学、農学など、さまざまな理系分野に挑戦する生徒の羅針盤としての役割を担います。