3つの教育方針

受け継がれる大谷の女子教育

3つの教育方針

Three education policies

やさしく かしこく うつくしく

校長メッセージ

大谷中学校・高等学校 校長

大谷中学校・高等学校 校長萩原 英治

大谷中学校・高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

本校は、校祖左藤了秀先生が唱えられた「次世代の命育む女性にこそ高い教養と豊かな魂を」を教育理念とし、一世紀以上にわたって女子教育に邁進してまいりました。3万人を超える本校の卒業生たちは、様々な分野で活躍し、社会に貢献しております。

大谷の教育は「やさしく、かしこく、うつくしく」の言葉に表されるように、宗教教育を中心とした情操教育、進学指導と生徒指導の三本の大きな柱からなります。生徒たちは朝校門をくぐるときの礼に始まり、朝礼での校訓唱和、合掌礼拝、心を込めた清掃活動、終礼での合掌礼拝と一日に何度も己の心を振り返る時があります。これを6年もしくは3年続けることで、自然に感謝の気持ちを持つことができる「報恩感謝の念」を育んでいきます。本校での情操教育で身に沁みこんだやさしさ、内面から滲み出る心の美しさが、将来社会に出た際に生きるのです。また、本校は行事も盛んで、行事を通して協調性やコミュニケーション力を育成します。大谷の教育は、「人間力」を育てます。

学習指導に関して、大谷の授業は「わかりやすい授業」であるのはもちろんのこと、「思考を促す授業」をテーマに、思考力、判断力、表現力をトータルで身に付けさせるものです。ICTも活用し、「対話的で深い学び」を実践しています。「面倒見の良さ」が、大谷の教育の特長です。また、医歯薬看護など、医療系や理科系に強いのも本校の特徴です。大谷では様々な学びを経て「豊かな教養」が身についていくのです。

時代はSociety5.0に突入しています。これまで人類が経験したことのない未知の領域に入っていくのです。これからの社会において、「答えのない問い」にどう立ち向かうのかが問われます。その鍵となるのが本校で身につく「人間力」であり「豊かな教養」です。今後も「やさしく かしこく うつくしい」女性、そして「人間力」と「豊かな教養」を備え社会に貢献する女性の育成に力を尽くしてまいります。今後とも大谷中学校・高等学校をどうかよろしくお願いいたします。