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高校1年生・2年生のS医志クラス生徒対象に、近畿大学医学部を訪問し、模擬講義と体験学習を実施していただきました。

　模擬講義では薬学の内容を、体験学習では「鉗子による操作」「手洗い」「救急救命」「採血」の４つの体験を実施していただきました。救急救命では胸骨圧迫とAEDの使用を学びました。はじめての生徒もいましたが、全員が真剣に取り組んでいました。鉗子による操作では、2つの鉗子を両手に持ち、それを用いて折り紙を行いました。研修医の先生が鉗子で作られた小さな折り鶴を見て「すごーい！」と率直な感想を述べていました。

　手洗い体験は、紫外線でみることができるクリームを両手に塗ったあと洗面所で洗剤を用いてきれいに手を洗い、再度紫外線ランプに手をかざすというものでしたが、ほとんど全員が洗い残しがあり、「手洗いってきちんとするのは難しいんだな」という感想をもったようです。採血実習は、一人ずつ人の腕を模したシミュレーターの前に座り、実際に使用する採血用の注射器をもち、おそるおそる針を入れていました。

　コロナ後はじめての実施となり、久しぶりの医学部体験でしたが、どの生徒もたいへん楽しそうでした。